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40代エンジニアの転職|市場価値と求人20件で見る成功のポイント

/著者:AI HACK編集部キャリア
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40代エンジニアの転職|市場価値と求人20件で見る成功のポイント

この記事の要約と結論

  • 転職した40〜44歳の44.9%が前職より賃金を上げています(厚生労働省「雇用動向調査」令和7年)。

  • 40代が応募できるPM・EM・テックリード求人20件では、下限の中央値が825万円で、19件がリード・マネジメントの経験を必須にしていました(2026年10月・編集部調べ)。

  • 40代の転職は、マネジメントか専門性の実績を数字で示し、必須要件が合う求人に絞ることが成功のポイントです。

40代エンジニアの転職は、20代・30代とは評価のされ方が変わります。若手のように伸びしろで採用されることは減り、これまでの経験で何を任せられるかが問われます。

40代の転職市場と、求人が求める経験を把握すると、自分の経歴のどこを売りにすべきかと、応募先の絞り方を判断しやすくなります。

本記事では、厚生労働省の統計で見る40代の転職と年収、40代が応募できるPM・EM・テックリードの求人20件の提示年収と必須要件をまとめています。さらに、マネジメントかスペシャリストかの選び方、未経験の職種への転職の現実、成功のポイントも紹介します。

40代エンジニアの転職はできる?公的データと早見表

40代エンジニアの転職は可能で、転職した40代前半の44.9%は前職より賃金が上がっています(厚生労働省「雇用動向調査」令和7年)。一方、転職入職率は20代より低く、応募先を選んで動く必要があります。

ここでは、40代エンジニアの転職に関する主な数字を早見表で示したうえで、転職入職率・賃金の変化・求人倍率を解説します。

40代エンジニアの転職に関する主な数字は、以下のとおりです。

データ

数値

出典・時点

転職入職率(40〜44歳)

男性7.3%・女性10.5%

厚生労働省「雇用動向調査」(令和7年)

転職で賃金が増加した割合(40〜44歳)

44.9%(減少は27.4%)

厚生労働省「雇用動向調査」(令和7年)

システムコンサルタント・設計者の年収(40〜44歳)

約1,189万円(編集部計算)

厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(令和7年)

ソフトウェア作成者の年収(40〜44歳)

約686万円(編集部計算)

厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(令和7年)

情報処理・通信技術者の有効求人倍率

1.33倍(職業計は1.06倍)

厚生労働省「一般職業紹介状況」(令和8年8月)

PM・EM・テックリード求人の提示年収(下限の中央値)

825万円

編集部調べ(求人20件)

※年収は「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」で編集部が計算した値。求人の数値は2026年10月13日時点・AI HACKキャリア編集部調べ(Forkwell Jobs掲載の正社員求人20件、1社1件)

上記のとおり、40代は転職の件数こそ若手より少ないものの、転職した方の4割強が賃金を上げています。IT職の求人倍率も職業計を上回っています。

年齢階級別の転職入職率

40代の転職入職率は、男性が40〜44歳で7.3%、45〜49歳で6.0%です。転職入職率は、1年間に転職して入職した方が、常用労働者に占める割合を指します。

性・年齢階級別の転職入職率は、以下のとおりです。

年齢階級

男性

女性

25〜29歳

14.1%

17.1%

30〜34歳

11.4%

13.1%

35〜39歳

7.8%

9.3%

40〜44歳

7.3%

10.5%

45〜49歳

6.0%

10.0%

50〜54歳

4.7%

7.9%

※厚生労働省「令和7年 雇用動向調査結果の概要」図4-1より。全産業・全職種の値で、エンジニアに限った値ではありません(2026年10月13日時点)

40代の転職入職率は30代後半と大きく変わりません。転職が急に難しくなる年齢の境目は、統計からは読み取れません。

転職で賃金が上がった40代の割合

転職で賃金が増加した方の割合は、40〜44歳で44.9%、45〜49歳で41.1%です。どちらの年齢階級も、増加した方が減少した方を上回っています。

ただし、50〜54歳では増加29.4%・減少42.0%と逆転します。40代のうちに転職を考える方は、賃金の面では40代後半までが動きやすい時期と言えます。

年齢階級

増加

変わらない

減少

35〜39歳

43.5%

28.1%

23.9%

40〜44歳

44.9%

24.6%

27.4%

45〜49歳

41.1%

28.0%

30.1%

50〜54歳

29.4%

26.7%

42.0%

※厚生労働省「令和7年 雇用動向調査結果の概要」表6より。前職の賃金と比べた変化で、全産業・全職種の値です

なお、リクルートも『リクルートエージェント』の転職者データで、ミドル世代(40〜59歳)の転職が10年で約6倍に伸びたと2025年3月に公表しています。

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40代エンジニアの市場価値|年齢階級別の年収

40代エンジニアの市場価値は、職種の区分によって年収で数百万円の差があります。設計やプロジェクトの管理を担う区分では、40代の年収が全年齢で最も高い水準に入ります。

ここでは、厚生労働省の賃金構造基本統計調査から、IT職の年齢階級別の年収を比較します。

年齢階級

システムコンサルタント・設計者

ソフトウェア作成者

その他の情報処理・通信技術者

30〜34歳

約866万円

約560万円

約549万円

35〜39歳

約968万円

約636万円

約604万円

40〜44歳

約1,189万円

約686万円

約681万円

45〜49歳

約1,226万円

約729万円

約702万円

50〜54歳

約1,104万円

約722万円

約725万円

全年齢

889万円

578.5万円

609.8万円

※厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」職種第5表(一般労働者・企業規模10人以上・男女計)より、編集部が「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」で計算。全年齢の値はjob tagの掲載額と一致します(2026年10月13日時点)

上記のとおり、システムコンサルタント・設計者とソフトウェア作成者の区分では、40代後半が年収のピークです。40代の転職は、ピークの年収をどの区分で迎えるかを選ぶ機会でもあります。

システムコンサルタント・設計者の区分

システムコンサルタント・設計者の区分は、40代後半で約1,226万円と、IT職の中で最も高い水準です。job tagでは、基盤システムのSEやITのプロジェクトマネージャがこの区分に入ります。

たとえば、job tagの「プロジェクトマネージャ(IT)」は、全年齢で889万円と掲載されています。上流工程とマネジメントを担う役割ほど、年齢とともに年収が伸びる傾向です。

ソフトウェア作成者の区分

ソフトウェア作成者の区分は、40代で約686万〜729万円です。job tagでは、プログラマーや受託開発・Webサービス開発のシステムエンジニアがこの区分に入ります。

30代前半から40代後半までの伸びは約170万円で、システムコンサルタント・設計者の区分の約360万円より小さくなります。開発の担当を続けるだけでは、年収の伸びが緩やかになりやすいためです。

統計の年収を見るときの注意点

統計の年収は区分の平均で、個人の市場価値を直接示すものではありません。自分の市場価値は、同じ経験の求人で提示される年収とあわせて確かめましょう。

40代が応募できる求人20件の分析【編集部調査】

40代が応募できる経験者向けの求人は、PM・EM・テックリードなど、チームや技術を率いる役割が中心です。提示年収の下限は800万円台が多く、求める経験の水準も明確でした。

ここでは、AI HACKキャリア編集部がForkwell JobsのPM・EM・テックリードの職種ページから1社1件で選んだ正社員求人20件をもとに、提示年収と必須要件を紹介します。

提示年収の分布

求人20件の提示年収は、下限の中央値が825万円、上限の中央値が1,500万円でした。各求人ページの原文で金額を確認し、更新日が2025年10月以降の求人に絞っています。

提示年収の集計結果は、以下のとおりです。

項目

調査の結果

確認した求人

20件(1社1件・正社員)

下限の中央値

825万円

上限の中央値

1,500万円(上限の記載がある19件)

下限が800万円以上の求人

14件

下限が1,000万円以上の求人

4件

提示年収の幅

500万〜2,000万円

※2026年10月13日時点・AI HACKキャリア編集部調べ(Forkwell Jobs掲載の正社員求人20件、1社1件)。Forkwell Jobsは自社開発・SaaS企業の求人が中心で、SIerや外資系企業の求人はほとんど含まれていません

職種別の下限の中央値は、PM系が800万円、EM系とテックリード系が850万円で、大きな差はありませんでした。

職種の内訳

求人20件の内訳は、EM・マネージャー系が9件、PM・ITコンサル系が7件、テックリード系が4件です。PM系にはIT部門の戦略を担う事業会社のマネージャー職も含みます。

職種の内訳は、以下のとおりです。

職種

件数

主な求人

EM・VPoE・プロダクトチームのマネージャー

9件

ラクスル、キャディ、LITALICO、ストックマーク

PM・ITコンサル・IT部門のマネージャー

7件

タイミー、コインチェック、スリーシェイク、マネックス証券

テックリード・モダナイズ専任のエンジニア

4件

MNTSQ、スパイダープラス、オープンロジ

※2026年10月13日時点・AI HACKキャリア編集部調べ(Forkwell Jobs掲載の正社員求人20件、1社1件)

必須要件で多い条件

必須要件で最も多いのはリード・マネジメントの経験で、20件中19件が何らかの形で求めていました。経験年数を明記した求人も15件あり、内訳は5年以上(5〜8年を含む)が9件、3年以上が4件、8年以上と10年以上が各1件です。

リード・マネジメントと経験年数以外の主な必須要件は、以下のとおりです。

必須要件

件数(20件中)

求人の例

社内外の関係者との折衝・調整

7件

顧客折衝、外部ベンダーの管理、ステークホルダーの調整

要件定義から運用までの一貫した経験

4件

要件定義から保守運用まで、計画から導入まで

技術選定・アーキテクチャ設計

4件

API・DB・アーキテクチャ設計、技術選定

特定の言語・クラウドの経験

3件

PHP、Ruby・Python・PHP・Go、パブリッククラウド

日本語での業務遂行

2件

日本語ネイティブレベル、日本語能力試験N2程度

※2026年10月13日時点・AI HACKキャリア編集部調べ(Forkwell Jobs掲載の正社員求人20件、1社1件)。1件の求人が複数の要件に当てはまる場合は、それぞれに数えています

上記のとおり、40代向けの求人は特定の言語より「率いる・決める・調整する」経験を問う傾向です。言語や資格を細かく指定する求人は少数でした。

主な求人の提示年収と必須要件

求人20件の提示年収と必須要件を、職種ごとに一覧にします。提示年収は求人原文の金額です。

企業

求人

提示年収

必須要件(要約)

ラクスル

エンジニアリングマネージャー

1,000万〜1,700万円

Web開発5年以上、5名以上の開発チームの組成・運用、複数部署との調整

ストックマーク

VPoE

1,000万〜1,500万円

VPoE・CTOとして開発組織を率いた経験、またはEMとビジネス側の役割の両方の経験

キャディ

エンジニアリングマネージャー

1,000万〜1,400万円

複数チームの開発組織のマネージャー経験、プロダクトの開発・運用、日本語での業務

LITALICO

エンジニアリングマネージャー・テックリード

900万〜1,500万円

サーバサイド開発10年以上、事業会社で5人以上の組織マネジメント2年以上

ログラス

エンジニアリングマネージャー

700万〜2,000万円

サーバーサイド開発5年以上、目標設定・採用・1on1・評価などの組織づくり

ディグル

プロダクトチームのマネージャー

850万〜1,500万円

PdM・事業責任者・テックリード・EMなどでチームを牽引した経験

リンクアンドモチベーション

エンジニアリングマネージャー

800万〜1,200万円

Webアプリの設計・開発・運用3年以上、チームのリーダーかマネジメントの経験

ウェルスナビ

エンジニアリングマネージャー

800万〜1,200万円

要件定義から運用保守までの一貫した開発、1チームのピープルマネジメント

ぴあ

エンジニアリングマネージャー(北海道)

700万円〜(上限の記載なし)

Webサービスの設計・開発5年以上、クラウドでの開発、5名以上のチームのリード

タイミー

テクニカルプログラムマネージャー

900万〜1,500万円

プログラム・プロジェクトマネジメント5〜8年、ステークホルダー調整とリスク管理

コインチェック

プロジェクトマネージャー

900万〜1,500万円

PM経験3年以上が目安、ステークホルダーとの折衝、メンバーのマネジメント・育成

スリーシェイク

ITコンサルタント・PM

900万〜1,500万円

PMかITコンサル3年以上、体制設計とプロジェクト推進、エンタープライズ顧客との折衝

ドクターネット

プロジェクトマネージャー

800万〜1,500万円

WebアプリのPM経験5年以上、要件定義から導入までの理解、外部ベンダーの管理

マネックス証券

IT戦略マネージャー

699万〜1,210万円

35歳以上はIT部門のマネジメント3年以上・予算管理3年以上、ベンダー管理と契約交渉

セキュアサイクル

プロジェクトマネージャー(札幌・仙台・福岡)

600万〜1,020万円

要件定義から保守運用まで5年以上、顧客との折衝・提案、PL・PMの経験

Fabeee

PM・PL

500万〜1,000万円

Web開発5年以上が目安、3〜5名以上のチームリードかPL・PMの経験

MNTSQ

テックリード

1,100万〜1,500万円

Webの設計・開発・運用5年以上、技術選定とアーキテクチャ設計、テックリードの経験

オープンロジ

バックエンドエンジニア(モダナイズ専任)

900万〜1,500万円

言語・フレームワークのメジャーバージョンアップの主導、長期運用コードの改修、CI/CDの設計

スパイダープラス

テックリード

700万〜1,390万円

Webの設計・開発5年以上(API・DB・アーキテクチャ設計を含む)、技術的な意思決定

ポピンズシッター

テックリード

800万〜1,200万円

Webアプリ開発8年以上(Ruby・Python・PHP・Goのいずれか)、リードかテックリードの経験

※2026年10月13日時点・AI HACKキャリア編集部調べ(Forkwell Jobs掲載の正社員求人20件、1社1件)。各求人ページの原文より。掲載順は職種ごとに並べたもので、順位ではありません。募集は終了している場合があります

求人票の年齢の書き方

求人20件のうち、応募できる年齢の上限を書いた求人はありませんでした。労働施策総合推進法は、例外を除いて募集・採用で年齢を理由に制限を設けることを禁じているためです。

一方、マネックス証券のIT戦略マネージャーは、35歳以上と35歳未満で必須の経験年数を分けていました。年齢そのものより、年齢に見合う経験があるかが見られていると読めます。

マネジメントかスペシャリストか|40代のキャリアの選び方

40代エンジニアのキャリアは、チームを率いるマネジメントの道と、技術を深めるスペシャリストの道に大きく分かれます。求人20件でも、両方の道で上限1,500万円前後の求人がありました。

ここでは、マネジメントとスペシャリストの違いを表で比較したうえで、選び方を解説します。

項目

マネジメント(EM・PM・VPoE)

スペシャリスト(テックリード・アーキテクト)

主な役割

採用・育成・評価、プロジェクトの推進

技術選定、設計、難しい開発のリード

求人で多い必須要件

5名以上のチームのマネジメント、目標設定・1on1

設計・開発5年以上、技術的な意思決定

求人の例と提示年収

ラクスルのEM 1,000万〜1,700万円

MNTSQのテックリード 1,100万〜1,500万円

向いている方

人や組織の成果に責任を持ちたい方

手を動かしながら技術で成果を出したい方

※求人の例は2026年10月13日時点・AI HACKキャリア編集部調べ(Forkwell Jobs掲載の正社員求人20件、1社1件)。役割と向いている方の整理はAI HACKキャリア編集部によるもの

どちらの道も、40代の求人では「チームの中で何を決めてきたか」が問われる点は共通です。

マネジメントを選ぶ場合

マネジメントの道は、メンバーの評価や育成を経験してきた40代が、経験をそのまま年収に結び付けやすい選択です。EMやPMの求人の多くが、ピープルマネジメントの経験を必須にしているためです。

たとえば、LITALICOのEMは5人以上の組織マネジメント2年以上を求めています。PMへの移り方は、プロダクトマネージャーへの転職やITコンサルへの転職でも解説しています。

ただし、マネジメントの比重が高い役割では、開発の手を動かす時間が減ります。

スペシャリストを選ぶ場合

スペシャリストの道は、設計や技術選定で成果を出してきた40代が選べる道です。テックリード系の求人4件は、いずれも設計・開発を主導した経験か、長年の開発経験を求めていました。

たとえば、オープンロジの求人は、長期運用されたコードの改修やメジャーバージョンアップの主導を必須にしています。長く同じシステムに関わってきた経験が、評価の材料になる例です。

ただし、スペシャリストの求人は、技術の変化についていけているかも見られます。直近の担当技術と学習の状況を説明できるようにしておきましょう。

40代で未経験の職種への転職は現実的?

40代で未経験の職種へ移る転職は、経験者向けの転職より選択肢が限られます。求人20件はいずれも、職種に関連する実務経験を必須にしていました。

ここでは、IT未経験の方とIT経験者の方に分けて、40代からの職種転換の考え方を紹介します。

今の状況

現実的なルート

活かせる経験

IT未経験(他業界)

社内SE・DX推進、IT企業の業界担当

業界・業務の知識、社内の調整

IT経験者(開発以外)

PM・PMO、ITコンサル、QA

顧客折衝、進行管理、業務の理解

IT経験者(開発)

EM、テックリード、SRE・クラウド

設計、運用、チームのリード

※AI HACKキャリア編集部の整理

IT未経験から開発職を目指す場合

IT未経験の40代が開発職の正社員を目指す場合、20代・30代と同じ未経験枠で比べられることが多くなります。未経験者の採用では、入社後の伸びしろと育成にかかる期間が重視されやすいためです。

開発職に絞らず、前職の業務知識を活かせる社内SEやDX推進の担当から入ると、経験を評価されやすくなります。詳しくはDX推進の求人・転職や社内SEへの転職で解説しています。

30代までの未経験転職の進め方は、30代未経験でエンジニアは無理?やIT未経験から転職するにはを参考にしてください。

IT経験者が隣の職種へ移る場合

IT経験者が隣の職種へ移る転職は、40代でも現実的です。顧客折衝や要件定義など、今の職種で積んだ経験の一部が、移る先の必須要件と重なるためです。

たとえば、SEとして顧客の要件をまとめてきた方は、PMやITコンサルの求人で経験を説明できます。生成AIなど新しい技術を学び直す方法は、AIリスキリングの記事で紹介しています。

40代の転職はやめたほうがいい?判断の目安

40代の転職をやめたほうがいいかは、年齢ではなく、転職の目的と今の経験が求人と合うかで決まります。統計では、40代で転職した方の4割強が賃金を上げている一方、3割弱は下がっています。

ここでは、転職を進めたほうがよいケースと、慎重に考えたほうがよいケースを表で整理します。

転職を進めたほうがよいケース

慎重に考えたほうがよいケース

今の職場で役割や年収の上限が見えている

転職の目的が「今の職場から離れたい」だけ

マネジメントか専門性の実績を数字で説明できる

直近数年の担当業務を具体的に説明できない

応募先の必須要件を半分以上満たしている

未経験の職種で、今と同じ年収を求めている

家族の理解や、年収が下がった場合の計画がある

生活費の余裕がなく、内定前に退職しようとしている

※AI HACKキャリア編集部の整理

慎重に考えたほうがよいケースに当てはまる方も、転職をあきらめる必要はありません。在職中に情報を集め、条件が合う求人が見つかってから動くと、失敗の幅を小さくできます。50代以降の働き方も含めて考えたい方は、50代のIT転職もあわせて読んでください。

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40代エンジニアの転職を成功させるポイント4つ

40代エンジニアの転職を成功させるには、応募の数を増やすより、経験が合う求人に絞って準備を厚くするのが近道です。40代の採用は、特定の課題を解ける人を探す目的で行われることが多いためです。

ここでは、求人20件の必須要件をもとに、転職を成功させるポイントを4つ紹介します。

  1. 経験を「役割・規模・成果」で棚卸しする
  2. 必須要件を満たす求人に絞って応募する
  3. 年収の内訳と入社後の役割を確認する
  4. 在職中に転職エージェントとスカウトを併用する

上記の4つは、1で自分の売りを決め、2〜4で応募と条件の確認を進める順番です。マネジメントかスペシャリストかの軸も、棚卸しの段階で決めておきましょう。

経験を役割・規模・成果で棚卸しする

経験の棚卸しでは、担当した技術より、担った役割・チームの規模・成果を数字で書き出します。求人の必須要件は「5名以上のチーム」「5年以上」のように、規模と期間で書かれているためです。

たとえば、「8名のチームのリーダーとして、リリースの頻度を月1回から週1回に上げた」のように書きます。職務経歴書の書き方は、エンジニアの職務経歴書の書き方で紹介しています。

必須要件を満たす求人に絞って応募する

40代の応募は、必須要件の大半を満たす求人に絞ると、書類選考を通りやすくなります。求人20件の必須要件は、経験年数とリードの経験を具体的に指定しているものが多かったためです。

必須要件を確認する際のポイントは、以下のとおりです。

  • 経験年数の条件を満たしているか
  • チームの規模やマネジメントの内容が合うか
  • 顧客折衝や要件定義など、上流の経験を求めているか
  • 勤務地とリモートの条件が合うか

上記の4点のうち、3点以上が当てはまる求人を優先すると、選考の時間を無駄にしにくくなります。

年収の内訳と入社後の役割を確認する

内定の段階では、提示年収の内訳と入社後の役割を確認します。上限の高い求人でも、採用時の等級によって提示額が変わるためです。

たとえば、ログラスのEMの提示年収は700万〜2,000万円と幅があります。年収1,000万円を目指す考え方は、エンジニアで年収1000万を目指す方法で解説しています。

在職中に転職エージェントとスカウトを併用する

40代の転職は、在職中に転職エージェントとスカウト型のサービスを併用して進めるのが安全です。経験者向けの求人は非公開で募集されることもあり、複数の窓口を持つと選択肢が広がるためです。

併用する際の進め方は転職エージェントの複数登録、面接の準備はエンジニア面接でよく聞かれる質問で紹介しています。

40代エンジニアにおすすめの転職サイト・エージェント

40代エンジニアの転職では、ミドル・ハイクラスの支援を公式に掲げるサービスと、IT職に特化したサービスを組み合わせると探しやすくなります。総合型のサービスだけでは、マネジメント職やテックリードの求人を見つけにくい場合があるためです。

ここでは、AI HACKキャリアに掲載している転職サービスのうち、40代に対応し、公式サイトでハイクラス・IT職の支援を確認できたものを紹介します。

サービス

公式サイトの記載(要約)

出典

JACリクルートメント

管理・専門職、ミドル・ハイクラス向けで、高年収層に特化した転職エージェント

公式サイト

Findy(ファインディ)

ハイクラス向けのIT転職サービス。GitHub連携でスキルを把握し、マッチした企業からスカウトが届く

公式サイト

type転職エージェントIT

一都三県のITエンジニア・ハイキャリアの求人に強い転職エージェント。条件交渉をアドバイザーが代行

公式サイト

テックゴー

ITエンジニア特化の転職エージェント。求人検索の条件に「年収1,000万円以上」がある

公式サイト

※2026年10月13日時点・各社公式サイトより。type転職エージェントITの公式サイト上の名称は「type転職エージェント」。掲載順は順位ではありません。40代対応の分類はAI HACKキャリアの掲載データでの分類(2026年10月時点)

そのほかのサービスは、40代の転職エージェント比較で、対応する職種や支援の内容を比べられます。年収800万円以上を目指す方は、ハイクラス転職エージェントの比較も確認しましょう。

あわせて読みたい
ハイクラス転職とは?年収の目安と向いている人

40代エンジニアの転職に関するよくある質問

40代エンジニアの転職については、転職の是非や年収、未経験からの転職についての疑問が多く寄せられます。

ここでは、よくある5つの質問に答えます。

40代の転職はやめたほうがいいですか?

40代の転職をやめたほうがいいかは、年齢ではなく目的と経験の合い方で決まります。厚生労働省の雇用動向調査では、転職した40〜44歳の44.9%が前職より賃金を上げています。役割や年収の上限が見えている方は、在職中に求人を確かめる価値があります。

40代エンジニアにおすすめの転職サイトは?

40代エンジニアには、ミドル・ハイクラス向けの転職エージェントと、IT職に特化したスカウト型のサービスの併用が向いています。マネジメント職やテックリードの求人は、総合型のサービスだけでは見つけにくい場合があるためです。対応するサービスは40代の転職エージェント比較のページで比べられます。

40歳からの転職はきついですか?

40歳からの転職は、若手と同じ未経験枠で比べられる場合はきつく感じやすくなります。一方、PMやEMなど経験者向けの求人では、提示年収の下限の中央値が825万円でした(編集部調べ、求人20件)。経験が評価される求人に絞ることが大切です。

40代で未経験からエンジニアになれますか?

40代で未経験から開発職の正社員になる道は、20代・30代より選択肢が限られます。前職の業務知識を活かせる社内SEやDX推進の担当から入り、IT経験を積んでから職種を広げる方法が現実的です。

40代エンジニアの平均年収はいくらですか?

厚生労働省の賃金構造基本統計調査(令和7年)から計算すると、40〜44歳の年収はソフトウェア作成者で約686万円、システムコンサルタント・設計者で約1,189万円です。担当する役割の区分によって、年収に500万円程度の差があります。

まとめ

40代エンジニアの転職の要点は、以下のとおりです。

  • 転職した40〜44歳の44.9%が賃金を上げている(厚生労働省、令和7年)
  • システムコンサルタント・設計者の区分は40代後半で年収約1,226万円と、IT職で最も高い
  • PM・EM・テックリード求人20件の下限の中央値は825万円、19件がリード・マネジメントの経験を必須にしていた
  • マネジメントかスペシャリストかは、直近の役割と実績から決める
  • 未経験の職種へ移る場合は、業務知識を活かせる社内SE・DX推進・PMなどが現実的

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