年収が高い仕事ランキング30|未経験から目指せるAI職・ブルーカラー

この記事の要約と結論
年収が高い仕事の1位は航空機操縦士(推計1,631.8万円)、2位は医師(1,512.3万円)で、上位は資格と長い養成期間が必要な職種です(令和7年賃金構造基本統計調査)。
社会人が未経験から目指しやすいのは、システムコンサルタントなどのAI・IT職と、施工管理・電気工事士などのブルーカラーの職種の2つの道です。
どちらの道も入社直後から高年収ではなく、実務経験と資格を積んで役割を上げると年収が伸びるため、求人の必須要件から逆算して準備しましょう。
年収が高い仕事は、医師やパイロットのような資格職から、ITや建設の技術職まで幅広く存在します。
職種ごとの年収と、未経験からの入りやすさを並べて見ると、今の自分が現実的に目指せる仕事を迷わず選べます。
本記事では、厚生労働省の統計をもとにした年収が高い仕事ランキング30と、日本の平均年収との比較をまとめています。さらに、未経験から目指せるAI・IT職とブルーカラーの職種の2つの道と、転職の手順も紹介します。
年収が高い仕事ランキングTOP30【令和7年 賃金構造基本統計調査】
年収が高い仕事の上位は、航空機操縦士・医師・経営や金融の専門職・大学教授・歯科医師です。いずれも国家資格や長い養成期間、高度な専門知識が求められる職種です。
ここでは、厚生労働省の統計から計算した職種別の年収ランキングと、男女別の上位、ランキングの読み方を紹介します。
年収が高い仕事のランキング30は、以下のとおりです。
順位 | 職種 | 年収(推計) | 平均年齢 |
|---|---|---|---|
1 | 航空機操縦士 | 1,631.8万円 | 39.7歳 |
2 | 医師 | 1,512.3万円 | 45.7歳 |
3 | その他の経営・金融・保険専門職業従事者 | 1,134.6万円 | 39.4歳 |
4 | 大学教授(高専含む) | 1,082.6万円 | 57.5歳 |
5 | 歯科医師 | 1,062.7万円 | 39.6歳 |
6 | 法務従事者 | 981.1万円 | 46.5歳 |
7 | 管理的職業従事者 | 966.8万円 | 51.5歳 |
8 | システムコンサルタント・設計者 | 889.0万円 | 38.3歳 |
9 | 大学准教授(高専含む) | 876.4万円 | 49.3歳 |
10 | 公認会計士・税理士 | 810.8万円 | 42.2歳 |
11 | 研究者 | 802.0万円 | 42.5歳 |
12 | 企画事務員 | 736.8万円 | 43.0歳 |
13 | 小・中学校教員 | 735.2万円 | 42.2歳 |
14 | 輸送用機器技術者 | 725.4万円 | 41.4歳 |
15 | 鉄道運転従事者 | 719.2万円 | 41.0歳 |
16 | 大学講師・助教(高専含む) | 712.2万円 | 41.6歳 |
17 | 発電員・変電員 | 707.3万円 | 42.3歳 |
18 | 電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く) | 703.9万円 | 42.1歳 |
19 | 獣医師 | 680.5万円 | 38.7歳 |
20 | 建築技術者(建築施工管理を含む) | 679.1万円 | 43.4歳 |
21 | 金融営業職業従事者 | 674.4万円 | 37.1歳 |
22 | 著述家・記者・編集者 | 673.2万円 | 41.5歳 |
23 | 高等学校教員 | 666.1万円 | 43.9歳 |
24 | 販売類似職業従事者 | 664.5万円 | 40.4歳 |
25 | その他の営業職業従事者 | 660.7万円 | 42.4歳 |
26 | 機械器具・通信・システム営業職業従事者(自動車を除く) | 659.4万円 | 42.2歳 |
27 | 機械技術者 | 659.0万円 | 42.3歳 |
28 | 化学技術者 | 641.7万円 | 41.5歳 |
29 | 電気工事従事者 | 628.1万円 | 41.6歳 |
30 | 土木技術者(土木施工管理を含む) | 625.0万円 | 46.0歳 |
※出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種(小分類)第1表(一般労働者・男女計・企業規模10人以上)。年収(推計)=きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額で編集部が計算。職種名は統計の区分名で、「管理的職業従事者」は管理職全体の区分
上記のとおり、上位10職種のうち8職種は医療・法律・研究・金融などの資格職か専門職です。一方、20位以降には建築技術者・電気工事従事者・土木技術者などの現場の技術職も入っています。
年収が高い仕事TOP10の特徴
年収が高い仕事TOP10は、医師や弁護士などの業務独占資格か、大学・研究機関の専門職が中心です。資格や学位を取るまでに6年以上かかる職種が多く、参入の壁が高いためです。
たとえば、医師は医学部の6年間と国家試験、2年以上の臨床研修を経て働き始めます。航空機操縦士も、養成課程と国家資格の取得が必要です。
ただし、TOP10の中で8位の「システムコンサルタント・設計者」(889.0万円)は、国家資格がなくても就ける職種です。平均年齢も38.3歳と上位10職種の中で若く、社会人から目指せる高年収の職種といえます。
男女別に見た年収が高い仕事
男女別に見ても、年収が高い仕事の上位は医師・歯科医師・大学教授などで共通しています。ただし、女性は法務従事者や管理的職業従事者が上位5職種に入ります。
男女別の上位5職種は、以下のとおりです。
順位 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
1 | 航空機操縦士(1,654.7万円) | 医師(1,274.5万円) |
2 | 医師(1,594.2万円) | 歯科医師(998.8万円) |
3 | その他の経営・金融・保険専門職業従事者(1,245.1万円) | 大学教授(980.9万円) |
4 | 歯科医師(1,119.1万円) | 法務従事者(899.4万円) |
5 | 大学教授(1,110.2万円) | 管理的職業従事者(863.0万円) |
※出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」から編集部が計算(計算式はランキングと同じ)
上記のとおり、女性の上位は資格職と管理職が中心です。全職種の平均では男性610.7万円・女性437.1万円と差があり、管理職への登用や勤続年数の違いが影響しています。
ランキングの計算方法と読むときの注意
本記事のランキングは、月々の給与(残業代を含む)の12ヶ月分に、1年間の賞与を足した推計値です。賃金構造基本統計調査は、10人以上の民間事業所で働く一般労働者を対象に、毎年6月分の給与を調べています。
そのため、実際の年収とは数十万円ずれる場合があります。たとえば、賞与は前年1年間の支給額で、月給は6月の1ヶ月分です。
ただし、航空機操縦士(推計約8,000人)や法務従事者(約7,000人)のように対象者が少ない職種は、年によって順位が変わりやすい点に注意が必要です。
ランキングを読むときの注意点は、以下のとおりです。
- 平均値のため、経験の長い方と新人が混ざっている
- 10人未満の事業所と、個人事業主・フリーランスは含まない
- 医師・弁護士などの開業医・独立した方は含まない
上記を踏まえ、ランキングは職種ごとの年収水準を比べる目安として使いましょう。
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AI・IT転職に強いサービスを比較する「年収が高い」の目安はいくら?日本の平均年収と比べる
年収が高いかどうかは、日本の平均と比べると判断できます。目安を知っておくと、転職先の提示年収が高いか低いかを冷静に判断できます。
ここでは、国税庁と厚生労働省の統計から、平均年収と年収の分布を紹介します。
日本の平均年収は487万円
日本の給与所得者の平均年収は、487万円(男性597万円・女性342万円)です。国税庁の令和7年分の調査で、1年を通じて勤務した5,163万人が対象です。
正社員に限ると559万円、正社員以外は210万円です。パートやアルバイトを含むため、厚生労働省の賃金構造基本統計調査(一般労働者の推計545.6万円)より低くなります。
年収の分布は、以下のとおりです。
年収 | 男女計 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|---|
600万円超 | 25.8% | 37.4% | 10.5% |
800万円超 | 12.6% | 19.2% | 3.9% |
1,000万円超 | 6.6% | 10.2% | 1.8% |
※出典:国税庁「令和7年分 民間給与実態統計調査」第16表の人数から編集部が計算
上記のとおり、年収600万円を超えると上位約4分の1、800万円を超えると上位約8分の1に入ります。ランキングの30位(625.0万円)までの職種は、平均すると上位4分の1の水準です。
年齢別の平均年収
年収は、年齢とともに上がり、55〜59歳で最も高くなります。賃金構造基本統計調査の推計では、55〜59歳の641.4万円が最高です。
年齢別の年収の推計は、以下のとおりです。
年齢 | 年収(推計) |
|---|---|
20〜24歳 | 361.4万円 |
25〜29歳 | 448.2万円 |
30〜34歳 | 507.3万円 |
35〜39歳 | 556.7万円 |
40〜44歳 | 594.7万円 |
45〜49歳 | 613.6万円 |
50〜54歳 | 633.9万円 |
55〜59歳 | 641.4万円 |
※出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」産業大分類 第1表(男女計・産業計)から編集部が計算
上記を基準にすると、自分の年齢でどのくらいの年収なら平均以上かが分かります。年収600万円・1,000万円を狙う方は、職種と企業の選び方が重要です。
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年収が高い仕事に共通する特徴4つ
年収が高い仕事には、参入の壁と責任の重さという共通点があります。特徴を知っておくと、未経験から目指すときに何を準備すればよいかが分かります。
ここでは、ランキング上位の職種に共通する特徴を4つ紹介します。
年収が高い仕事に共通する特徴は、以下のとおりです。
- 専門性が高く、資格や経験が参入の壁になる
- 責任の重さや時間・身体の負担が大きい
- 成果や役割が給与に反映されやすい
- 人手が足りず、企業が賃金を上げて採用している
以下では、4つの特徴を具体的に解説します。
専門性が高く、資格や経験が参入の壁になる
年収が高い仕事は、資格や長い経験がないと就けない職種です。担い手が限られるため、賃金が高く保たれます。
たとえば、医師・歯科医師・公認会計士は国家資格がないと業務ができません。システムコンサルタントも資格は不要ですが、システム開発の経験が前提です。
責任の重さや時間・身体の負担が大きい
年収が高い仕事は、人命・安全・大きな金額に関わる責任を負う職種が多いです。責任の重さや拘束時間の長さが、給与に反映されています。
たとえば、航空機操縦士・医師・鉄道運転従事者は、人命に関わる判断を担います。ただし、建設業や運送業は2024年4月から時間外労働の上限規制が適用され、長時間労働の見直しが進んでいます。
成果や役割が給与に反映されやすい
年収が高い仕事は、成果や役割の大きさが賞与や昇給に表れやすい職種です。統計でも、上位の職種は年間賞与の額が大きい傾向があります。
たとえば、システムコンサルタント・設計者の年間賞与は約239万円で、全職種平均の約101万円の2倍以上です。設計や顧客との調整など、決める役割を担うほど評価されます。
人手が足りず、企業が賃金を上げて採用している
人手不足の職種は、企業が賃金を上げて採用するため、年収が上がりやすくなります。特に、建設・電気工事・IT は求人が多い分野です。
たとえば、2026年8月の有効求人倍率は、職業計の1.06倍です。一方、建設躯体工事従事者は8.25倍、電気工事従事者は3.23倍です(厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年8月分)」参考統計表6)。求職者1人に対して求人が3〜8件ある計算です。
ただし、人手不足の職種でも入社直後の年収は平均より低い場合があります。資格を取り、経験を積んで役割を上げることが年収アップの条件です。
未経験から目指せる年収が高い仕事【AI・IT職とブルーカラーの2つの道】
ランキング上位の医師やパイロットは、社会人が未経験から目指すには養成期間が長すぎます。社会人から数年で年収を上げやすいのは、AI・IT職とブルーカラーの職種の2つの道です。
ここでは、2つの道の年収と入り方を比べ、自分に合う道の選び方を紹介します。
2つの道の代表的な職種の年収を、統計の区分で比較します。
道 | 職種(統計の区分) | 年収(推計) | 平均年齢 | 未経験からの入り方 |
|---|---|---|---|---|
AI・IT職 | システムコンサルタント・設計者 | 889.0万円 | 38.3歳 | 開発やITの実務経験を積んでから上流へ |
AI・IT職 | その他の情報処理・通信技術者(サーバー管理・セキュリティなど) | 609.8万円 | 42.2歳 | インフラ・運用の未経験可求人から |
AI・IT職 | ソフトウェア作成者(プログラマー・社内SE) | 578.5万円 | 37.1歳 | 学習とポートフォリオで未経験可求人に応募 |
ブルーカラー | 建築技術者(建築施工管理を含む) | 679.1万円 | 43.4歳 | 施工管理の未経験可求人で補助から |
ブルーカラー | 電気工事従事者 | 628.1万円 | 41.6歳 | 第二種電気工事士を取り、見習いから |
ブルーカラー | 土木技術者(土木施工管理を含む) | 625.0万円 | 46.0歳 | 施工管理の未経験可求人で補助から |
ブルーカラー | 営業用大型貨物自動車運転者 | 507.2万円 | 51.5歳 | 大型免許を取得して運送会社へ |
※出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」から編集部が計算。経験の長い方を含む平均で、未経験で入社した直後の年収ではありません
上記のとおり、2つの道のどちらにも全職種平均(545.6万円)を上回る職種があります。どちらも入社直後は平均より低いことが多いため、数年後の年収で比べましょう。
AI・IT職の道:設計やコンサルの役割まで上がると年収が伸びる
AI・IT職は、プログラマーから設計・コンサルの役割に上がると年収が大きく伸びる職種です。統計では、ソフトウェア作成者が578.5万円、システムコンサルタント・設計者が889.0万円で、約310万円の差があります。
AI・IT職は、PCで成果を出せるため、勤務地を選ばずリモートで働ける求人もあります。たとえば、AIエンジニアやデータサイエンティストは、AIの導入が広がるにつれて求人が増えている職種です。
ただし、AI・IT職の未経験可の求人は、学習の実績やポートフォリオを求めることが多いです。職種ごとの年収や必須要件は、各職種のページで確認できます。
AI・IT職の主な職種は、以下のとおりです。
上記の職種は、どれもAIの普及で需要が伸びている分野です。今の経験を活かせる職種から選ぶと、転職後の立ち上がりが早くなります。
ブルーカラーの道:資格を取ると年収と役割が上がる
ブルーカラーの職種は、資格を取るごとに任される仕事と年収が上がる職種です。施工管理技士や電気工事士は、法律で定められた資格がないとできない業務があるためです。
たとえば、建築技術者(建築施工管理を含む)の推計年収は679.1万円で、全職種平均を約130万円上回ります。電気工事従事者も628.1万円で、ランキングの29位に入っています。
ただし、ブルーカラーの職種は現場への移動や屋外作業があり、体力が必要な場面もあります。働き方の条件は、求人票と面接で確認しましょう。
ブルーカラーの主な職種は、以下のとおりです。
上記の職種は、未経験可で資格取得を支援する求人もあります。入社後に資格を取る前提で応募できる求人から探すと、始めやすくなります。
2つの道の選び方
2つの道は、得意なことと働き方の希望で選ぶのが近道です。どちらも年収を上げられる道ですが、仕事の進め方が大きく違うためです。
2つの道の向き不向きは、以下のとおりです。
比べる点 | AI・IT職 | ブルーカラーの職種 |
|---|---|---|
向いている方 | PCでの作業や論理的に考えることが好きな方 | 体を動かす・形に残る仕事が好きな方 |
準備 | プログラミングなどの学習とポートフォリオ | 電気工事士・運転免許などの資格 |
働く場所 | オフィス・リモート | 現場(建設現場・工場・道路など) |
年収の伸び方 | 設計・コンサル・マネジメントに上がると伸びる | 上位資格や管理の役割で伸びる |
上記を参考に、自分が続けやすい道を選びましょう。迷う場合は、両方の求人票を見て必須要件を比べると判断しやすくなります。
電気工事士・施工管理の年収と、未経験からのなり方
ブルーカラーの職種の中でも、電気工事士と施工管理は年収が高く、未経験から入りやすい職種です。どちらも資格を取ると年収が上がる仕組みがあります。
ここでは、電気工事士と施工管理の年収と、未経験からのなり方を紹介します。
電気工事士の年収は推計628.1万円
電気工事士を含む電気工事従事者の推計年収は、628.1万円(平均41.6歳)です。全職種平均の545.6万円を約80万円上回ります。
電気工事士は、電気工事士法で定められた国家資格で、資格がないと一般住宅やビルの配線工事ができません。第二種電気工事士は受験資格がなく、令和7年度の合格率は学科56.6%・技能71.8%です(電気技術者試験センターの公表人数から編集部が計算)。
ただし、第一種電気工事士の免状を受けるには、試験の合格に加えて実務経験が必要です。まずは第二種を取り、見習いとして経験を積むのが一般的なルートです。
施工管理の年収は推計625.0万〜679.1万円
施工管理を含む区分の推計年収は、建築技術者679.1万円、土木技術者625.0万円です。施工管理は、建設現場の工程・品質・安全・予算を管理する仕事です。
施工管理技士は国家資格で、取ると現場に置く主任技術者・監理技術者になれます。2024年度から受験資格が見直され、第一次検定は2級が17歳以上、1級が19歳以上(年度末時点)なら受けられます(国土交通省)。
ただし、建設業は2024年4月から時間外労働の上限規制が適用されました。残業時間や休日の実態は、求人票と面接で確認しましょう。
施工管理の求人は、施工管理・建設の求人・転職で、電気工事士の求人は電気工事士・設備の求人・転職で比較できます。
将来性もある高収入の仕事の選び方【年収×求人倍率】
将来性もある高収入の仕事は、年収が高く、求人倍率も高い職種です。求人倍率が高い職種は人手が足りず、未経験でも採用されやすいためです。
ここでは、年収と求人倍率を組み合わせた見方と、2040年に人手不足が見込まれる職種を紹介します。
主な職種の年収と有効求人倍率を比較します。
職種 | 年収(推計) | 有効求人倍率 |
|---|---|---|
建築・土木・測量技術者(施工管理を含む) | 625.0万〜679.1万円 | 5.71倍 |
電気工事従事者 | 628.1万円 | 3.23倍 |
機械整備・修理従事者(自動車整備を含む) | 503.8万〜571.2万円 | 3.87倍 |
自動車運転従事者 | 448.6万〜507.2万円 | 2.54倍 |
情報処理・通信技術者 | 578.5万〜889.0万円 | 1.33倍 |
一般事務従事者 | 541.4万円(事務従事者全体) | 0.29倍 |
※年収は令和7年賃金構造基本統計調査の該当する小分類から編集部が計算(幅は小分類ごとの差)。有効求人倍率は厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年8月分)」参考統計表6(2026年8月、常用・パートを含む原数値。ハローワークの求人・求職に基づく)。職業計は1.06倍
上記のとおり、施工管理・電気工事・整備は、年収が全職種平均を上回り、求人倍率も3倍を超えています。情報処理・通信技術者は求人倍率が1.33倍と落ち着いていますが、設計やコンサルの役割では年収が900万円近くまで上がります。
2040年に人手不足が見込まれる職種
経済産業省「2040年の就業構造推計(改訂版)」(2026年3月)では、2040年にAI・ロボット等の利活用を担う人材が約340万人、現場人材が約260万人不足する見込みです。一方、事務職は約440万人の余剰が見込まれています。
AIを使いこなす人材と現場の人材は、2つの道の職種と重なります。年収と将来性の両方で選ぶなら、どちらかの道で経験を積むことが有効です。
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AI・IT転職に強いサービスを比較する年収を上げる方法5つ
年収は、職種・資格・役割・企業の4つで大きく変わります。同じ職種でも、企業の規模や担う役割で年収に数百万円の差が出ます。
ここでは、年収を上げる方法を5つ紹介します。
年収を上げる方法は、以下のとおりです。
- 年収水準の高い職種に移る
- 業務独占の資格を取る
- 設計・管理など決める役割を担う
- 年収水準の高い企業・業界に移る
- 転職エージェントで年収の相場と交渉材料を得る
以下では、5つの方法を具体的に解説します。
年収水準の高い職種に移る
年収を大きく上げたい方は、職種そのものを変えるのが効果的です。職種によって平均年収に数百万円の差があるためです。
たとえば、ソフトウェア作成者(578.5万円)からシステムコンサルタント・設計者(889.0万円)に移ると、統計上の平均で約310万円の差があります。
業務独占の資格を取る
業務独占の資格は、持っている人しかできない仕事があるため、年収と雇用が安定します。電気工事士・施工管理技士・電気主任技術者などが代表例です。
ただし、資格だけで高年収になるわけではなく、実務経験とセットで評価されます。
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設計・管理など決める役割を担う
年収は、作業する役割より、設計・判断・管理する役割で高くなります。責任の範囲が広いほど、賞与と昇給に反映されるためです。
たとえば、ITでは設計やプロジェクト管理、建設では施工管理や現場代理人が決める役割です。今の職場で小さくても管理の経験を積むと、転職で評価されます。
年収水準の高い企業・業界に移る
同じ職種でも、企業の規模や業界で年収は変わります。賃金構造基本統計調査でも、企業規模が大きいほど賃金が高い傾向があります。
エンジニアの方は、エンジニアで年収1000万を目指す方法で、年収が高い企業の種類を詳しく紹介しています。
転職エージェントで年収の相場と交渉材料を得る
転職エージェントは、職種ごとの年収の相場と、企業との条件交渉を支援するサービスです。自分の経験でどのくらいの年収が狙えるかを、求人をもとに確認できます。
ただし、エージェントによって得意な職種が違います。AI・IT職とブルーカラーの職種では、使うエージェントを分けましょう。
年収の高さだけで仕事を選ぶリスク3つ
年収の高さだけで仕事を選ぶと、働き方や適性が合わずに続かないことがあります。高年収の職種には、相応の負担や準備が必要だからです。
ここでは、年収だけで選ぶときのリスクを3つ紹介します。
リスク | 具体例 | 対策 |
|---|---|---|
労働時間・身体の負担が大きい | 夜勤・長距離運転・屋外作業がある職種 | 求人票で残業時間・休日・勤務形態を確認する |
資格や養成に年単位の投資が必要 | 医師・パイロット・難関資格の士業 | 学習期間と、その間の収入を見積もる |
求人票の上限年収と提示額が違う | 「年収400万〜800万円」の求人で下限に近い提示 | 面接で年収の内訳と評価の仕組みを確認する |
上記のリスクを踏まえ、年収と働き方の両方で納得できる仕事を選びましょう。
年収が高い仕事に転職する手順【5STEP】
年収が高い仕事への転職は、目指す職種を決めてから必要な準備を逆算すると進めやすくなります。準備なしに応募すると、未経験可の求人でも書類で落ちやすいためです。
ここでは、未経験から年収が高い仕事に転職する手順を5つのSTEPで紹介します。
STEP | やること | 目安の期間 |
|---|---|---|
1 | 今の経験と得意なことを棚卸しする | 1〜2週間 |
2 | AI・IT職かブルーカラーの職種かを決める | 1〜2週間 |
3 | 求人票の必須要件から学ぶこと・取る資格を決める | 1〜6ヶ月 |
4 | 未経験可の求人で実務経験を積む | 2〜3年 |
5 | 経験を武器に、年収の高い企業・役割に移る | 経験2〜3年以降 |
以下では、各STEPのポイントを解説します。
【STEP1】今の経験と得意なことを棚卸しする
最初に、今の仕事で身につけた経験と、得意なことを書き出します。経験とつながる職種を選ぶと、未経験でも評価されやすいためです。
たとえば、営業経験はITコンサルや施工管理の顧客調整に、事務経験はデータ分析やDX推進に活かせます。
【STEP2】AI・IT職かブルーカラーの職種かを決める
次に、2つの道のどちらを目指すかを決めます。PCで成果を出すか、現場で形に残すかで、準備の内容が変わるためです。
迷う場合は、両方の求人票を10件ずつ読み、仕事内容に興味を持てる方を選びましょう。
【STEP3】求人票の必須要件から学ぶこと・取る資格を決める
目指す職種が決まったら、求人票の必須要件から学ぶことと資格を決めます。求人が求める条件を満たすことが、書類選考を通る条件だからです。
たとえば、電気工事の求人では第二種電気工事士、ITの求人ではプログラミングの学習経験や基本情報技術者が条件に挙がることがあります。
【STEP4】未経験可の求人で実務経験を積む
準備ができたら、未経験可の求人に応募して実務経験を積みます。年収が高い仕事は、経験の年数で評価されるためです。
未経験可の求人は、一人で探すと見落としやすいため、転職エージェントの併用が効果的です。AI・IT職は転職エージェントの比較、ブルーカラーの職種はブルーカラーの転職エージェントの比較で、自分に合うサービスを選べます。
【STEP5】経験を武器に、年収の高い企業・役割に移る
実務経験を2〜3年積んだら、年収の高い企業や役割への転職を検討します。経験と資格がそろうと、提示年収が上がりやすいためです。
ただし、転職のたびに年収が上がるとは限りません。提示年収の内訳と評価の仕組みを確認してから決めましょう。
年収が高い仕事に関するよくある質問
一番年収が高い仕事は何ですか?
厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査から計算すると、年収が最も高い仕事は航空機操縦士で、推計1,631.8万円です。2位は医師(1,512.3万円)、3位は経営・金融・保険の専門職(1,134.6万円)です。
未経験から年収が高い仕事に就けますか?
未経験からでも、AI・IT職かブルーカラーの職種なら年収が高い仕事を目指せます。システムコンサルタント・設計者(889.0万円)や建築技術者(679.1万円)は、未経験可の求人で経験を積んでから到達する職種です。入社直後から高年収になるわけではなく、2〜3年の実務経験が必要です。
資格なしで年収が高い仕事はありますか?
資格なしで就ける年収が高い仕事には、システムコンサルタント・設計者や、金融・ITの営業職があります。ただし、施工管理や電気工事のように、入社後に資格を取ると年収と役割が上がる職種も多いです。
将来性があって年収が高い仕事は何ですか?
将来性があって年収が高い仕事は、AI・IT職と、建設・電気工事などの現場の技術職です。経済産業省の推計では、2040年にAI・ロボットを使いこなす人材と現場人材が不足する見込みです。どちらも全職種平均を上回る年収の職種を含みます。
女性で年収が高い仕事は何ですか?
女性の年収が高い仕事の上位3つは、医師(1,274.5万円)・歯科医師(998.8万円)・大学教授(980.9万円)です。4位は法務従事者(899.4万円)、5位は管理職(863.0万円)です(令和7年賃金構造基本統計調査から編集部が計算)。資格職と管理職が上位を占めています。
まとめ
年収が高い仕事の要点は、以下のとおりです。
- 年収が高い仕事の上位は航空機操縦士・医師などの資格職で、養成に長い期間がかかる
- 日本の平均年収は487万円で、年収600万円を超えると上位約4分の1に入る
- 未経験から目指しやすいのは、AI・IT職とブルーカラーの職種の2つの道
- どちらの道も、資格と実務経験を積んで役割を上げると年収が伸びる
まずは、転職エージェントの比較かブルーカラーの転職エージェントの比較で、目指す職種の求人と年収の相場を確認しましょう。
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