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AIエンジニアの年収は?求人29件で見る相場と年収1,000万円への転職

/著者:AI HACK編集部キャリア
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AIエンジニアの年収は?求人29件で見る相場と年収1,000万円への転職

この記事の要約と結論

  • AIエンジニアの平均年収は609.8万円で、日本の給与所得者の平均487万円を約120万円上回ります(厚生労働省job tag・令和7年賃金構造基本統計調査)。

  • AI HACKキャリア編集部が日本の求人29件を確認したところ、提示年収の中央値は下限800万円・上限1,500万円でした。

  • 年収を上げる近道は、LLMの実装や本番運用の経験を積み、AI人材を評価する企業へ転職することです。

AIエンジニアの年収は、統計の平均値と求人の提示額で大きく異なります。勤務先の種類や担当する領域によっても、提示額は数百万円単位で変わります。

統計と求人の両方の数字を把握すると、自分の経験に見合った年収の目安と、転職で狙える年収帯を判断しやすくなります。

本記事では、公的統計の平均年収と、AI HACKキャリア編集部が調べた日本の求人29件の提示年収をまとめています。さらに、経験・企業の種類別の相場と、年収1,000万円を目指す方法も紹介します。

AIエンジニアの平均年収は609.8万円【早見表】

AIエンジニアの平均年収は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)で609.8万円です。一方、中途採用の求人で提示される年収は800万円を超えるものが中心で、統計の平均よりも高く出ます。

ここでは、AIエンジニアの年収に関する主な数字を早見表で示したうえで、統計の平均年収と、統計と求人で金額が違う理由を解説します。

AIエンジニアの年収に関する主な数字は、以下のとおりです。

データ

金額

出典・時点

AIエンジニアの平均年収

609.8万円

job tag(令和7年賃金構造基本統計調査)

スキルレベル別の年収(中央の50%)

420万〜950万円

job tag(厚生労働省の2023年度委託調査)

日本の給与所得者の平均給与

487万円

国税庁「民間給与実態統計調査」(令和7年分)

日本の正社員の平均給与

559万円

国税庁「民間給与実態統計調査」(令和7年分)

求人の提示年収(下限の中央値)

800万円

編集部調べ(年収の記載がある求人20件)

求人の提示年収(上限の中央値)

1,500万円

編集部調べ(年収の記載がある求人20件)

※job tag・国税庁の数値は2026年10月時点の公表値。求人の数値は2026年10月12日時点・AI HACKキャリア編集部調べ

上記のとおり、AIエンジニアは統計の平均でも日本の平均給与を上回り、経験者向けの求人では800万円以上の提示が中心です。

公的統計で見るAIエンジニアの平均年収

公的統計で見たAIエンジニアの平均年収は609.8万円で、日本の給与所得者の平均487万円より約120万円高い水準です。job tagは厚生労働省の賃金構造基本統計調査を加工して、職業ごとの年収を公開しています。

job tagに掲載されているAIエンジニアの統計データは、以下のとおりです。

項目

数値

出典

賃金(年収)

609.8万円

令和7年賃金構造基本統計調査

年齢

42.2歳

令和7年賃金構造基本統計調査

労働時間(月)

160時間

令和7年賃金構造基本統計調査

1時間当たり賃金(一般労働者)

2,954円(残業代・賞与を含む)

令和7年賃金構造基本統計調査

ハローワークの求人賃金(月額)

32.7万円

令和7年度ハローワーク求人統計

有効求人倍率

1.96倍

令和7年度ハローワーク求人統計

※2026年10月時点・job tag「AIエンジニア」より

ただし、job tagの統計は「その他の情報処理・通信技術者」などの分類で集計されており、AIエンジニアだけの数字ではありません。job tag自身も、必ずしもその職業のみの統計ではないと注記しています。

統計と求人で金額が違う理由

統計の平均年収と求人の提示年収が違うのは、集計の対象と数字の意味が異なるためです。統計は幅広い職業分類の実際の支給額で、求人は経験者を採用するための提示額です。

統計と求人で金額がずれる主な理由は、以下のとおりです。

  • 統計はAIエンジニアより広い職業分類で集計されている
  • 求人の多くは経験者向けで、上級職の上限額まで含めて提示している
  • 求人の年収は提示額で、入社後に実際に支払われる金額とは限らない
  • 固定残業代や賞与を含めるかどうかが求人ごとに異なる

自分の年収の目安を考える際は、統計の平均を下限の参考にし、応募先の求人の提示額と見比べましょう。

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AIエンジニア求人29件の提示年収【編集部調査】

AIエンジニアの求人の提示年収は、下限800万円・上限1,500万円が中心です。経験者を採用する求人が大半を占め、上限を1,000万円以上に設定する求人が多く見られました。

ここでは、AI HACKキャリア編集部が日本勤務の求人29件を確認した結果をもとに、提示年収の分布・主な企業の提示額・求人票を見るときの注意点を紹介します。

提示年収の分布

AIエンジニア求人の提示年収は、上限1,000万円以上が20件中19件でした。編集部は、機械学習エンジニア・LLMエンジニア・MLOpsエンジニアなどの求人29件を、各社の採用ページや求人サイトの個別ページで確認しました。

年額で金額が書かれていた20件の集計結果は、以下のとおりです。

項目

調査の結果

確認した求人

29件(年額の記載あり20件)

下限の中央値

800万円

上限の中央値

1,500万円

上限が1,000万円以上の求人

19件

上限が1,500万円以上の求人

12件

上限が2,000万円以上の求人

2件

下限が500万円以下の求人

2件

※2026年10月12日時点・AI HACKキャリア編集部調べ。対象は日本勤務のAIエンジニア職(機械学習・LLM・MLOps・AIアプリ開発など)。各社の採用ページと求人サイトの個別ページで確認

年額の記載がなかった9件の内訳は、月給のみが2件、応相談が4件、金額の記載なしが3件です。研究開発型のAI企業や外資は、年収を公開していない求人が目立ちました。

主な企業の提示年収

AIエンジニアの提示年収は、同じ職種名でも企業と求められる経験によって大きく異なります。主な企業の求人の提示年収は、以下のとおりです。

企業

求人

企業の種類

提示年収

Ubie

AI/MLエンジニア

スタートアップ

1,000万〜1,500万円(固定残業代45時間分を含む)

ベースミー

Machine Learning Engineer

スタートアップ

1,000万〜1,500万円

LayerX

シニアAI・LLMエンジニア

スタートアップ

900万〜1,500万円(ビズリーチ)

ストックマーク

機械学習エンジニア(Document AI・LLM/VLM)

AIスタートアップ

800万〜1,500万円(月給×12ヶ月)

LINEヤフー

機械学習エンジニア(AIエージェント開発)

メガベンチャー

850万〜1,500万円(固定残業代を含む)

LINEヤフー

機械学習エンジニア(MLプラットフォーム)

メガベンチャー

850万〜1,800万円(固定残業代を含む)

Algomatic

AIエンジニア

AIスタートアップ

600万〜1,200万円(月45時間の固定残業代を含む)

JDSC

AIエージェントエンジニア

AIスタートアップ

500万〜2,500万円

エクサウィザーズ

機械学習エンジニア(音声AI)

AIスタートアップ

600万〜1,008万円

NEC

システムアーキテクト(AIアプリ・プラットフォーム)

SIer・大手

1,000万〜1,200万円(ビズリーチ)

野村総合研究所

AI研究開発エンジニア/導入コンサルタント

SIer・大手

930万〜1,800万円(リクルートダイレクトスカウト)

日立製作所

生成AIを活用したDX支援エンジニア

SIer・大手

800万〜1,000万円(ビズリーチ)

NTTデータ中国

生成AIエンジニア(広島)

SIer・大手

600万〜800万円(時間外手当25時間分を含む)

アクセンチュア

AIエンジニア(マネージャー)

コンサル

1,000万〜2,500万円(ビズリーチ)

フューチャー

AI・機械学習エンジニア

ITコンサル

550万〜1,500万円(リクルートダイレクトスカウト)

※2026年10月12日時点・AI HACKキャリア編集部調べ。カッコ内に求人サイト名があるものは求人サイトの掲載、それ以外は各社の採用ページより

上限が2,000万円を超えるのは、JDSCのAIエージェントエンジニアとアクセンチュアのマネージャー職でした。経験年数が浅い方は、下限の800万円前後を1つの目安にしてください。

担当領域別の提示年収

AIエンジニアの提示年収は、担当する領域によっても水準が異なります。LLM・AIエージェントの開発とMLプラットフォームの求人は、上限が1,500万円以上のものが中心でした。

担当領域別の主な求人の提示年収は、以下のとおりです。

担当領域

主な求人の提示年収

LLM・AIエージェントの開発

LayerX 900万〜1,500万円/LINEヤフー 850万〜1,500万円/Algomatic 600万〜1,200万円

MLプラットフォーム・MLOps

LINEヤフー 850万〜1,800万円/JDSC 620万〜1,100万円

研究開発(Applied Research・音声AIなど)

ストックマーク 800万〜1,500万円/エクサウィザーズ 600万〜1,008万円

顧客企業へのAI導入・システム構築

野村総合研究所 930万〜1,800万円/NEC 1,000万〜1,200万円/日立製作所 800万〜1,000万円

※2026年10月12日時点・AI HACKキャリア編集部調べ

担当領域を選ぶ際は、提示年収だけでなく、今の経験を活かせる領域かどうかもあわせて確認しましょう。

求人票の年収を見るときの注意点

AIエンジニアの求人票を比べる際は、年収の金額だけでなく内訳と表記を確認する必要があります。同じ年収額でも、固定残業代の有無で基本給が大きく変わるためです。

求人票の年収を見るときの確認ポイントは、以下のとおりです。

年収の表記がそろっていない求人は、面談で年収の内訳と想定グレードを確認してから比べましょう。

経験・スキルレベル別のAIエンジニアの年収

AIエンジニアの年収は、スキルレベルと実務経験の年数で大きく変わります。求人の必須要件も、経験年数が長いほど提示年収の上限が高くなる傾向です。

ここでは、job tagのスキルレベル別の年収、求人の経験年数の要件と年収帯、未経験から目指す場合の年収を紹介します。

スキルレベル別の年収

AIエンジニアの年収は、スキルレベルが上がるほど高くなります。job tagでは、IT人材のスキルを7段階で示す「ITスキル標準(ITSS)」のレベル別に、年収の範囲を公開しています。

設計・構築を担当するAIエンジニアの、スキルレベル別の年収は以下のとおりです。

スキルレベル

年収(中央の50%の範囲)

ITSSレベル1〜2

420万〜620万円

ITSSレベル3

450万〜700万円

ITSSレベル4

500万〜780万円

ITSSレベル5以上

600万〜950万円

※2026年10月時点・job tag「AIエンジニア」より。厚生労働省の2023年度委託調査に基づく。金額は第1四分位から第3四分位の範囲

ただし、ITSSレベル別の年収は調査時点が2023年度で、生成AIの普及後の求人の水準とは差があります。求人の提示年収とあわせて確認しましょう。

経験年数の要件と年収帯

AIエンジニアの求人は、必須の経験年数が長いほど提示年収も高くなります。年数を指定していた求人は、必須要件を確認できた28件中13件でした。

経験年数を指定していた主な求人と提示年収は、以下のとおりです。

企業

必須の経験年数

提示年収

JDSC(AIエージェントエンジニア)

開発経験2年以上(AIエージェントの経験は不問)

500万〜2,500万円

フューチャー

生成AI・NLP・画像などの開発経験2年以上

550万〜1,500万円

JDSC(MLOps)

Python・SQLでの開発3年以上

620万〜1,100万円

LINEヤフー(AIエージェント開発)

サーバー開発の実装3年以上

850万〜1,500万円

LINEヤフー(MLプラットフォーム)

機械学習システムの開発5年程度

850万〜1,800万円

ベースミー

本番MLシステムの開発6年以上

1,000万〜1,500万円

アクセンチュア(マネージャー)

社会人経験6年以上と10名以上のマネジメント経験

1,000万〜2,500万円

※2026年10月12日時点・AI HACKキャリア編集部調べ

上記のとおり、5年以上の経験を求める求人では、下限が850万円以上に上がります。ただし、年数を指定していない求人も15件あり、年数より実装の中身で評価する企業も多く見られました。

未経験からAIエンジニアになる場合の年収

未経験からAIエンジニアを目指す場合、最初の年収は経験者向けの求人の下限を下回るのが一般的です。編集部が確認した求人で「未経験歓迎」を明記していたのは、29件中1件でした。

たとえば、エンジニアのミカタの「未経験からAI・機械学習エンジニア」の提示年収は252万〜1,000万円です。NTTデータ中国の生成AIエンジニアは、AIの経験を歓迎条件にとどめ、600万〜800万円を提示していました。

未経験から目指す方は、開発の実務経験を先に積むルートが現実的です。具体的な進め方は、以下の記事で紹介しています。

あわせて読みたい
AIエンジニアになるには?未経験からのロードマップと求人の必須要件

企業の種類別のAIエンジニアの年収

AIエンジニアの提示年収は、企業の種類によって下限と上限の水準が異なります。スタートアップは上限を高く設定し、SIer・大手は上限を抑える代わりに下限を高めに設定する傾向です。

ここでは、編集部が確認した求人を企業の種類別に集計し、それぞれの年収の特徴を紹介します。

企業の種類別の提示年収の中央値は、以下のとおりです。

企業の種類

年収の記載がある件数

下限の中央値

上限の中央値

AIスタートアップ

6件

610万円

1,350万円

スタートアップ(AI以外の事業も含む)

4件

950万円

1,500万円

SIer・大手

4件

865万円

1,100万円

メガベンチャー

3件

850万円

1,500万円

コンサル・ITコンサル

2件

775万円

2,000万円

※2026年10月12日時点・AI HACKキャリア編集部調べ。件数が少ないため参考値

AIスタートアップ・スタートアップ

AIスタートアップとスタートアップの求人は、上限1,500万円前後まで幅広く提示するのが特徴です。経験の幅が広い候補者を1つの求人で募集し、入社後のグレードで年収を決める企業が多いためです。

たとえば、UbieのAI/MLエンジニアは1,000万〜1,500万円、AlgomaticのAIエンジニアは600万〜1,200万円を提示しています。

ただし、AIスタートアップの中でも研究開発型の企業は、年収を公開していないことがあります。

メガベンチャー

メガベンチャーのAIエンジニア求人は、下限850万円前後・上限1,500万〜1,800万円の水準です。プロダクトの規模が大きく、機械学習の基盤やLLMの本番運用を担う求人が多いためです。

たとえば、LINEヤフーのMLプラットフォームの求人は850万〜1,800万円を提示しています。一方、サイバーエージェントの求人は応相談で、金額を公開していません。

SIer・大手・コンサル

SIer・大手企業の求人は、上限が1,000万〜1,200万円前後に収まるものが中心です。給与テーブルが等級で決まっており、職種による差を付けにくいためです。

ただし、野村総合研究所の930万〜1,800万円や、アクセンチュアのマネージャー職の1,000万〜2,500万円のように、上級職では上限が高くなります。

外資・研究開発型の企業

外資や研究開発型の企業は、求人票に年収を書かないことが多くあります。編集部の調査では、Woven by Toyota・PKSHA Technologyの求人に金額の記載がありませんでした。

年収を公開していない企業は、選考の途中で提示額が分かるのが一般的です。転職エージェントやスカウトを通じて、事前に年収の水準を確認しましょう。

AIエンジニアの年収が高い理由と今後の需要

AIエンジニアの年収が高いのは、AI人材を求める企業の数に対して、実装できる人材が足りていないためです。公的な調査でも、AIの開発を担う人材の不足が示されています。

ここでは、AIエンジニアの需要を示す公的なデータと、求人で評価されているスキルの傾向を紹介します。

AIを実装できる人材が不足している

AIエンジニアの需要は、公的な統計でも高い水準が続いています。AIを活用したシステムを実装できるAI開発者が不足していると答えた日本企業は53.7%でした(IPA「DX動向2025」)。

AIエンジニアの需要を示す主なデータは、以下のとおりです。

  • AIエンジニアの有効求人倍率は1.96倍(job tag・令和7年度ハローワーク求人統計)
  • DXを推進する人材が不足していると答えた日本企業は85.1%(米国23.8%・ドイツ44.6%)(IPA「DX動向2025」の解説資料)
  • AIを実装できるAI開発者が不足していると答えた日本企業は53.7%(米国19.3%・ドイツ29.1%)(同上)

上記のとおり、日本企業のAI人材の不足感は米国・ドイツより高く、AIエンジニアの年収を押し上げる要因になっています。

LLM・生成AIの経験が評価されている

AIエンジニアの求人では、LLM・生成AIの開発経験を求めるものが増えています。編集部が必須要件を確認した28件のうち、LLM・生成AIに触れていた求人は13件でした。

たとえば、上限1,500万円以上の求人には、RAGやAIエージェントの本番開発を必須にしたものが目立ちました。ただし、LLMの経験を問わずに開発経験だけを求める求人もあるため、LLMの経験がない方も応募の対象になります。

AIエンジニアが年収1,000万円を目指す方法4つ

AIエンジニアで年収1,000万円を目指すことは可能です。編集部が確認した求人20件のうち、上限が1,000万円以上の求人は19件、下限が1,000万円以上の求人も4件ありました。

ここでは、提示年収の高い求人の必須要件をもとに、年収1,000万円を目指す4つの方法を紹介します。

年収1,000万円を目指す方法は、以下のとおりです。

  1. LLM・AIエージェントを本番で動かした経験を積む
  2. モデル開発だけでなく本番運用・MLOpsまで担当する
  3. FDEやテックリードなど担当範囲の広い職種に移る
  4. AI人材の年収水準が高い企業へ転職する

LLM・AIエージェントを本番で動かした経験を積む

年収1,000万円以上の求人では、LLMを使ったシステムを本番環境で動かした経験が評価されます。試作で終わらせず、利用者がいる状態まで作り切った経験が少ないためです。

たとえば、Ubieの1,000万〜1,500万円の求人は、LLM APIを使ったシステムの開発・運用経験を必須にしています。さらに、RAGなどの検索技術を使った開発か、AIシステムの性能評価の経験も求めています。

本番運用・MLOpsまで担当する

モデルの開発だけでなく、本番運用までを担当できるAIエンジニアは提示年収が上がります。モデルを継続して改善できる人材が、事業の成果に直結するためです。

たとえば、ベースミーは本番の機械学習システムの開発6年以上を必須とし、1,000万〜1,500万円を提示しています。

FDEやテックリードなど担当範囲の広い職種に移る

顧客の課題整理から実装までを担う職種に移ると、年収の上限が上がります。技術と顧客折衝の両方を担える人材が少ないためです。

たとえば、顧客の現場でAIを実装するFDE(フォワードデプロイドエンジニア)は、日本の求人でも800万〜1,500万円の帯が中心です。FDEの仕事内容と年収は、FDE(フォワードデプロイドエンジニア)とは?仕事内容・年収・なり方で解説しています。

AI人材の年収水準が高い企業へ転職する

同じスキルでも、勤務先を変えるだけで年収が上がる場合があります。給与テーブルの上限は企業ごとに決まっており、社内の昇給だけでは上限を超えられないためです。

たとえば、SIer・大手の求人は上限1,000万〜1,200万円前後が中心ですが、メガベンチャーでは上限1,500万〜1,800万円の求人があります。年収800万円以上の求人を探す場合は、ハイクラス転職エージェントの比較も参考にしてください。

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AIエンジニアが年収を上げる転職の進め方

AIエンジニアが転職で年収を上げるには、求人の探し方と年収交渉の進め方が重要です。年収を公開していない求人や、提示額の幅が広い求人が多いためです。

ここでは、年収を上げる転職の進め方を3つのステップで紹介します。

  1. 職務経歴書に、担当したモデル・システムと成果を数字で書く
  2. AI・ITに強い転職エージェントとスカウトサービスを併用する
  3. 内定前の面談で、提示年収の内訳と想定グレードを確認する

成果を数字で書く

職務経歴書には、開発したモデルやシステムが事業にもたらした成果を数字で書きましょう。提示年収の幅が広い求人では、成果の大きさが提示額を左右するためです。

たとえば、「推薦モデルの改善でクリック率が何%上がった」「LLMの導入で問い合わせ対応の時間が何%減った」のように書くと、担当範囲と成果が伝わります。

転職エージェントとスカウトを併用する

AIエンジニアの求人を探す際は、AI・IT職種に強い転職エージェントとスカウトサービスを併用するのが近道です。年収を公開していない求人の水準は、エージェント経由で事前に確認できるためです。

AI・IT職種に強いサービスは、AIエンジニアの転職エージェント・求人サイトの比較で探せます。

提示年収の内訳を確認する

内定の前後では、提示年収の内訳と、入社時に想定されているグレードを確認しましょう。固定残業代や賞与の扱いによって、同じ年収額でも基本給が変わるためです。

ただし、年収交渉は直接するよりも、転職エージェントを通じたほうが進めやすい場合があります。

年収以外の報酬も比べる

AIエンジニアの転職先を比べる際は、年収の金額だけでなく、年収に含まれない報酬も確認しましょう。株式報酬や学習費用の補助は、求人票の年収欄には反映されないためです。

編集部が確認した求人で見られた、年収以外の報酬の例は以下のとおりです。

  • ストックオプション(例:ベースミーは当社規定によるストックオプション報酬制度あり)
  • 学習・AI活用の費用補助(例:ストックマークは年間24万円まで経費として申請可能)
  • 確定拠出年金の掛け金に充てる手当(例:DeNAは月給にライフプラン手当を含む)

年収が同じ水準の求人で迷った場合は、上記の報酬を含めて比べると判断しやすくなります。

AIエンジニアと関連職種の年収比較

AIエンジニアの年収は、IT職種の中では中位からやや上の水準です。job tagの統計では、基盤システムのシステムエンジニアより低く、受託開発のシステムエンジニアより高い水準でした。

ここでは、AIエンジニアと関連するIT職種の年収を、job tagの統計で比較します。

職種

平均年収

平均年齢

システムエンジニア(基盤システム)

889万円

38.3歳

データサイエンティスト

611.9万円

43.9歳

AIエンジニア

609.8万円

42.2歳

システムエンジニア(受託開発)

578.5万円

37.1歳

※2026年10月時点・job tagより(令和7年賃金構造基本統計調査)。統計の職業分類は職種ごとに異なる

データサイエンティストの平均年収は、AIエンジニアとほぼ同じ水準です。データサイエンティストの年収の詳細は、データサイエンティストの年収|求人31件で見る企業別・経験別の相場で解説しています。

AIエンジニアの年収に関するよくある質問

AIエンジニアの年収については、平均額や年収1,000万円の可能性など、転職前に確認したい疑問が多く寄せられます。

ここでは、AIエンジニアの年収についてよくある5つの質問に答えます。

AIエンジニアの平均年収はいくらですか?

AIエンジニアの平均年収は609.8万円です(厚生労働省job tag・令和7年賃金構造基本統計調査)。日本の給与所得者の平均給与487万円(国税庁・令和7年分)を約120万円上回ります。

AIエンジニアの年収が高い企業の種類はどこですか?

編集部の調査では、スタートアップとメガベンチャーの求人で上限の中央値が1,500万円と高くなりました。SIer・大手は上限の中央値が1,100万円で、上限は抑えめです(2026年10月12日時点)。

AIエンジニアで年収1,000万円は可能ですか?

AIエンジニアで年収1,000万円を目指すことは可能です。編集部が確認した求人20件のうち、上限が1,000万円以上の求人は19件でした。LLMの本番開発や機械学習システムの運用経験を求める求人が中心です。

未経験からAIエンジニアになると年収はいくらですか?

未経験から入れるAIエンジニアの求人は少なく、編集部の調査で「未経験歓迎」を明記していたのは29件中1件でした。この求人の提示年収は252万〜1,000万円です。開発の実務経験を積んでから応募するのが現実的です。

AIエンジニアとデータサイエンティストはどちらが年収が高いですか?

job tagの統計では、AIエンジニアが609.8万円、データサイエンティストが611.9万円で、ほぼ同じ水準です。求人の提示年収では、AIエンジニアの上限の中央値が1,500万円、データサイエンティストが1,200万円でした(編集部調べ)。

まとめ

AIエンジニアの年収の要点は、以下のとおりです。

  • AIエンジニアの平均年収は609.8万円で、日本の平均給与487万円を上回る(job tag・国税庁)
  • 日本の求人の提示年収は、下限の中央値800万円・上限の中央値1,500万円(編集部が確認した求人20件)
  • 経験5年以上を求める求人では、下限が850万円以上に上がる
  • 年収1,000万円を目指すには、LLMの本番開発・MLOps・担当範囲の広い職種への転職が近道

年収を上げたい方は、今の経験がどの年収帯に当たるかを確認したうえで、AIエンジニアの求人に強い転職エージェントに相談してみましょう。

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